~全国、道予選始まる~札幌中央、大敗から勝利飾る
日本選手権北海道大会が開幕し、1、2回戦19試合を行いベスト16チームが残った。3年ぶりの全国を目指した札幌中央シニアは北広島シニアと対戦。札幌中央は8-1で北広島を五回コールドゲームで下し、3回戦へ駒を進めた。エース・安楽裕太郎(3年・上手稲コンドル出身)が、5回を1失点と勝利へ導くと打線もつながり、効果的に得点を重ねた。晴れの大舞台を目指し、本日「札幌大谷シニア」と8強を懸け戦う。
◆2回戦(野幌運動公園第一)
北広島
00001=1
00152=8
札幌中央
(北)志萱、奈良-八鍬
(札)安楽-松尾隼
▽三塁打:八鍬(北)、守屋、児玉(札)
▽二塁打:守屋、眞田、松尾隼(札)
春の大敗を肥やしに
春の全道大会・決勝トーナメント準々決勝で、小樽シニアに1-20の大敗を経験。この大敗からチームを見直し、挑んだ初戦をコールドゲームで決着をつけた。金澤英利監督(59)は「あの大敗で大きくチームは変わるキッカケとなった。今日は安楽が粘り強く投げてくれた」と勝つことの難しさが、言葉の端々ににじみ出ていた。3回戦に向けての大きな収穫は走者を置いてからも要所で抑え5イニングで1失点と安定した投球内容が示した。安楽投手は「今日はストレートが良かった。まだ通過点なので次も勝ってまだまだ勢いに乗りたい。少しでもチームに貢献したい」と充実した表情で話した。児玉昻也主将(3年)は「今大会、声かけや全力疾走をテーマにやっている。そのおかげで初回から流れが掴めた。次も結果思考ではなく内容思考で戦います」と胸を張った。
同チームは安楽以外にも佐藤優真投手(3年)、眞田悠汰投手(3年)、守谷颯馬投手(3年)らが連戦に備え、選手たちは負けから多くを学び今一つにかみ合い8強に名乗りを上げることに全力を尽くす。
北広島・八鍬意地の一打
2番・八鍬和幸(3年)が、意地を見せた。6点を追う5回2死三塁から初球を右越に適時三塁打で1点返す意地の一打があった。その裏、2点を失い5回コールドゲームで敗れた。昨秋は多くのケガ人で足並みが揃わなかった。春のリーグ戦ではあと一歩のところで決勝トーナメント進出を逃した、この思い悔しさをゼット旗で晴らす!
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!
協力:一般財団法人日本リトルシニア中学野球協会北海道連盟